原作：高橋由太、漫画：亜沙美「大江戸あやかし犯科帳 雷獣びりびり」第３巻

原作：高橋由太、漫画：亜沙美「大江戸あやかし犯科帳　雷獣びりびり」第３巻、巻之十二〜巻之十七までを収録。人と共に妖怪や幽霊がいる江戸の世、妖怪や幽霊を取り締まるため設けられた妖怪改方。そこの前長官の故：筧三十郎の愛娘：統子と彼女の相方：雷獣のクロスケが住む小料理屋「稲亭」を中心にしたお話し。個性的な妖怪達との生活も楽しそうですな、一方、犯罪に手を染める妖怪も･･･この巻では火付盗賊改方：長谷川平蔵も登場、妖怪改方とともに悪に挑む。

雷獣びりびり 3: 大江戸あやかし犯科帳 (リュウコミックス)

新谷尚紀「伊勢神宮と三種の神器　古代日本の祭祀と天皇」（講談社メチエ562）
卑弥呼の時代は祭祀の長、倭王の時代では武力の長、そして律令国家の時代では世俗王にして祭祀王となる「天皇」へと移り変わる。その力の根源となる三種の神器を基に古代日本の祭祀と天皇の転換点を紐解いていく。沖ノ島、出雲、伊勢のそれぞれの祭祀など興味深い事も取り上げられているの読むのが楽しみです。

伊勢神宮と三種の神器 古代日本の祭祀と天皇 (講談社選書メチエ)

松沢裕作「町村合併から産まれた日本近代　明治の経験」（講談社メチエ563）
江戸から明治になり廃藩置県で発生した７万８千もの市町村、それが「明治の大合併」では１万５千、「昭和の大合併」では約４千、そして「平成の大合併」では１７００と変遷していく。その中でも近世から近代へ移り変わっていった「明治の大合併」を紐解いていく。封建時代の名残が残り境界や利権も入り乱れる状況の中、いかに近代国家へ変遷していったか興味深い内容です。

町村合併から生まれた日本近代 明治の経験 (講談社選書メチエ)

今日はこんなところ。