ＺＵＫＩ樹「きんぱつへきがん関西版」第１巻、第１話〜第６話までを収録。家出して１０年経った兄：一郎をようやく探し当てた次郎と三太の立花兄弟、しかし見つけたのは帰らぬ姿となった兄だった。しかし、兄弟はそこで兄の養子で金髪の美少女：シャルロットと出会う。天涯孤独の身となった彼女を彼らは引き取るのだった･･･しかし、問題が一つ、兄弟が共にロリコンだった。
成年もので活躍する作者の一般ものです、ガチのロリコンだがシャルロットを護ろうとして自制する姿など心理的な面も深いですね。最近の作者の青年ものの作品にも心の葛藤が描かれたりしてます、いや一般作でも頑張って欲しいですね。
大井昌和「一年生になっちゃったら」第９巻、５４時限目〜６０時限目までを収録、最終巻。米軍をも巻き込んだ大騒動もようやく終結、そして伊織はようやく元の姿に。上手い具合に纏め上げましたね。
竹本泉「ととある日のクル」。竹本泉の飼い猫：クルを描いた実録漫画。普段、作者が漫画作品で描く猫とは違いやはり写実っぽいですね、ここから作品に合うように変えていくんですかね。
玄鉄絢「星川銀座四丁目」第３巻、第１４話〜最終話までを収録、最終巻。乙女と湊、二人の女性の物語も終結、互いを思う気持ちが段差を一つ一つと超えていくんですね。
克・亜樹「ダンディ・マニアック」第１巻、第１話〜第８話までを収録。女子高生の ちあめ は活発な女の子、しかし彼女は強度のファザコンだった･･･その行動力で男を研究すべく学校で「おとこ研究会」を発足させるのであった。「ふたりエッチ」のライトバージョンっていう感じですね。振り回されるお父さんも大変だな。
横尾公敏「大昭和怪人伝」。時は大昭和、新幹線が開業するなど高度経済成長期に突入し先の大戦も遠くになりつつある東京で生きる機械化人達を描いた連作。平和の世に生きる三船、しかしそんな世に融合できない機械化人達と彼は戦う、かって同朋であったもの達と･･･ハードな世界感だな、戦いに依存してしまったものには辛い世なのかも知れない。
今日はこんなところ。
